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2016年03月17日

フランの病気



そくとうようてんかんほっさ レイジーシンドローム
側頭葉癲癇発作 Rage syndrome ってほとんどの方が
ご存知ないと思います。とても稀な疾患(症状)だそうです。
2年前の2月に同じような症状が1日だけありました。



その時は重篤な免疫介在性溶血性貧血発症後半年のことで



一般に認識されている癲癇の発作(痙攣や涎とか)とは違うし
その後2年間、全く起らなかったので(癲癇は繰り返される)
私たち夫婦はテレビで知った長期ステロイドの副作用による
幻覚症状ではないかとずっと思っていました。

3月のある朝、排泄の為5時半にフランを庭に出しました。
部屋に入れたとたん、主人が異変に気付き私を呼びました。
気が狂ったように激しい勢いでリビング中を走り回り
空に向かってガウガウ唸りながら私達にも歯を剥くフラン。
まさしく2年前のあの日と同じです。
抱きかかえ、暴れるフランに「落ち着きなさい!大丈夫!」
「ママが必ずフランを助ける!」と必死に叫びました。

橋本先生に朝一番でメールをし、説明を受けながら動画を撮り
この日は私も通院の日だったので様子を見ることになりました。
午後になるにつれ、おとなしくなり普通のフランに戻ったのですが
夜になり10分に1度はチョコチョコと不安気に歩いては横たわります。
旦那様は仕事があるので、寝室からフラマロをリビングに連れ出し
フランが安心するように床のラグに横になり一晩中、徘徊しては
私のそばにぴとっとくっついて目を閉じるフランに付き合いました。

翌朝、不安でいっぱいのまま病院に行き説明を受けました。
・病名を確定するには発作時の脳波を調べること←絶対に無理でしょ?
・MRIも脳腫瘍他の病気ではないということを確定できるだけ
・症状から見て側頭葉癲癇発作 Rage syndrome が疑われる
・攻撃性を伴い特に一番世話をする人に牙を剥く特徴がある
・欧米では大型犬は安楽死をすすめられる厄介な症例
・発作時は意識がなく噛んだ後、正気になった時に犬が落ち込む
・発作時は押さえようとせずに、とにかく部屋の外に避難すること
・月に2回以上の発作があれば癲癇の薬をずっと飲み続けること
・発作が起きたら動画を撮って様子を記録しておくこと

私は・・きっと避難なんてできない。マロンだけ避難させ
噛まれてもいいから嵐が済むまで抱きかかえてしまう。
もう目が離せない。2匹で留守番なんてさせられない。
何がきっかけになるか分からないから友達とも会わせられない。
・・・ってネガティブな気持ちに一時期なりましたが ガーン

今のフランは、いたって元気いっぱい&普通です。
いつ起こるか分からない発作のために毎日の楽しみを小さくして
殻に閉じこもる必要はないとやっと思えるようになり
今日はお弁当を持ってガーデンパークに行きました。

家族性皮膚筋炎 免疫介在性溶血性貧血 毛芽種 
側頭葉癲癇発作 Rage syndrome
よくもこんなに重い病気を抱えて生まれてきたフランです。
そして弱いと思うのに力強く生き延びています。
高度の治療を選択して生きて欲しいと願ったのは私です。
「生かせた責任」は・・いつも心の重い糧となっています。



こんな風にいつもいつも悩みながらフランに接しています
そして・・・心から愛しくてたまらないのです・・・

フランの病気

マロたんは発作の時は多少怯えて絶対に近寄りませんが
一晩中フランに付き合いリビングの固い床に横たわる私を
ソファーの上で一瞥するでもなく朝までぐっすりヘソ天でした

フランの病気

うわっ 本当にこのノーテンキさに救われます(笑)







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この記事へのコメント
てんかんですか…

症例はネットの文字情報くらいしか知りませんでしたが、壮絶ですね…
何より、セルフコントロールのきかないフランくんが一番つらいでしょうね

でも、ふらりんさん・ご主人・マロンくんがそばにいるから、フランくん大丈夫でしょう

発作の出ないことを願っています
Posted by アインパパ at 2016年03月18日 02:18
おはようございます。
発作時には一番世話をする人に牙を剥いてしまうなんて
ふらりんさんもフランくんも辛いですね。
そんな子を一人部屋に残して避難するなんて事は
やっぱり出来ないもの・・・。
徘徊した後はママにくっ付いて眠るなんて愛し過ぎます。
フランくんの今の状態に合わせた楽しみを見つけて
これからも家族で穏やかな日々を過ごして下さいね。
Posted by ネオママ at 2016年03月18日 07:11
フランちゃん、またてんかん発作起こしたのね。
ふらりんさんの心配は尽きないね(;_:)
2年前、ふらりんさんの動揺した様子に 思わずコメントしたの覚えています。
あの時は家のあんちゃんも少し前にフランちゃんよりは軽い発作を起こして 
とっても慌てたことがあったから ふらりんさんの心配は如何ほどかって想像出来たのよね。
あれからのお付き合いでも 他にも多々いろんなことがあって。。。
心中お察しします(__)

避難することなんて無理なのはわかってるけど ふらりんさんが万が一ケガしてしまったら あとから正気に戻った時にフランちゃんが落ち込んじゃうから フランちゃんのためにもふらりんさんも気を付けてね。
フランちゃんくらいの大きさだと抱き抱えるのも大変よね。
もう、絶対に発作が起きないことを願っています。
みんなが穏やかに過ごせますように。。。


それと前のコメントに誤りがありました!
 誤→見たよー!
 正→見たいよー!
お返事見て「へっ??」って思って見返したら間違いに気付きました^^;
訂正してお詫びいたします(__)

マロたんの先生・・・
あはっ♪私は穴があったら入りたい気分よ。。。
ゼリーさん、いまだ発展途上とお伝えください(^^ゞ
Posted by ゼリーまま at 2016年03月18日 08:28
アインパパさん

ご心配かけてすみません。
発作さえ出なければ・・本当にこの一言に尽きます。
何が何だかわからないうちに始まるからパニックになりますが
2回起きたので次はもう少し冷静に対応したいと思います。

いつもありがとうございます (*^-^*)
Posted by ふらりん at 2016年03月19日 09:09
ネオママさん

優しい言葉をありがとうございます。
焦ったし心配だったし凹んだけれど、今は普通に元気なので
立ち直りつつあります~。
何でまたフランなのかなぁ?って思ってしまいますが
今が笑顔でいるなら良し!とします。
ブログ再開、嬉しい ♡ いつも楽しみにのぞいています
Posted by ふらりん at 2016年03月19日 09:13
ゼリーままさん

2回目ということで2年前も「てんかん」だったと納得したよ。
あらためて前記事を探して読んで、これはすごい記録だわ・・と
詳細な内容と今回の発作の類似点にびっくりした ( ゚Д゚)
IMHAの再発のように命に即かかわるものではないけれど
「攻撃性」ってかなり私の精神にくるのよ・・
今は普通に元気だから私も前向きになってきたけれど
今回もかなり凹んだわ (/_;)
要するに発作が起きなきゃいいんだから神頼み!
実は近日にアニコミを受けることにしたの・・

マロンの訓練は明日が初回。
よろしく言っといてあげるね(爆)
Posted by ふらりん at 2016年03月19日 09:22
ふらりんさんの愛情の深さには、いつもいつも頭が下がる思いです。

もし私だったら・・・ここまでできるだろうか・・・
そう思いながらブログを読んでいました。
フランくんは、ふらりんさん、パパさんの愛をいっぱい受けて
幸せだよね。
Posted by お茶箱お茶箱 at 2016年03月22日 13:21
お茶箱さん

いえ、私こそお茶箱さんのあおいちゃんへの愛情には
かなわないなぁっていつも尊敬しています。
懐いている可愛い良い子が意識無く自分に歯を剥くって
こういう発作って飼い主には一番辛いかも・・・
でもこれもフランなんだって受け入られるようになりました。
どんなフランでも私の大切な家族です (*^-^*)
Posted by ふらりん at 2016年03月22日 14:53